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新規インフルエンザ治療薬の解説
(3月13日更新)
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マスコミによる報道でお伝えされていますが、明日3月14日に新しいインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」が発売されます。それにあたって少し解説させていただきます。

現在、インフルエンザ治療薬は内服薬であるタミフル、吸入薬であるイナビル、リレンザ、
点滴薬であるラピアクタが存在します。
今回承認された「ゾフルーザ」は既存の内服薬であるタミフルとは異なり、1回1錠(体重により2錠)内服のみで治療が終了します。

小児については10kg以上の体重があることが内服する適応になりますが、剤型は錠剤しか存在せず、顆粒製剤はまだ開発中です。粉砕にして内服は可能ですが、非常に苦い薬剤とのことです。開発段階では、りんご、ぶどう、オレンジジュース、アイスクリーム、ヨーグルト、プリン、服薬補助ゼリーでの内服では、薬の安定性は保持されているとのことでした。
溶解はしません。
また錠剤を粉砕時に、水やシロップへの溶解も困難であり、懸濁液のような状態となるようです。
小児の場合、苦味で吐き出してしまったりすることから、可能であれば、錠剤での内服がよい製薬会社からの説明がありました。

作用機序は、既存の治療薬とは異なり、ウイルスを速やかに減少させることができます。発熱期間などの罹病期間の短縮程度については、他の内服薬・吸入薬とほぼ変わりません。
ただ、体内のウイルス量を速やかに減少されることから、咳やくしゃみなどの飛沫によって体外に排出されるウイルス量を早々に減少させられ、感染のリスクを減少できる可能性があります。

副作用はきわめて少なく、1%程度の下痢を認めるのみです。
ただし注意事項には異常行動の記載はタミフル・イナビルなどと同様に記載があります。

診察の際は、詳細に説明させていただきます。

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